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更新ネタを投下しようその2!? [自作物(オリジナル外)]

「え? 俺が……じゃない、自分が隊長……ですか?」


 タケの前に座っている女性はどことなく同情するかのような顔を見せつつ答えた。

「はい、大河内十翼長は本日を持って百翼長に承認。5128部隊にて所定の作戦行動を取られたし……という事です」

「はぁ……」

 タケは唐突な命令に疑問を持ちつつも指定の場所へと向かった。






 バスに揺られて数十分、タケが指定された場所に向うとそこは小学校であった。校門の前には一人の軍服を着た女性が立っていた。女性はタケの姿を見つけるとタッタッタと
元気よく駆け寄り、そしておおげさな敬礼をした。

「大河内百翼長ですね!」

 げ、元気な子だなーなどとタケが思っている事などつゆ知らず、少女は変わらず元気に喋った。

「浅間佳那子十翼長であります。隊長のお出迎えに参りました!」

 ……というか、オレ、まだ名乗ってないのに。

「ささ、隊長! お荷物お持ちしますね! 我らが学び舎をご案内します!」

 ……だから名乗ってないってまだ……。

 タケが茫然としているうちに佳那子は校門へと向かって歩き出した。なんだかなーっと思いつつも足を進めるタケであった。




2008-09-22 00:49  nice!(0)  コメント(0) 

更新ネタを投下しようその1!? [自作物(オリジナル外)]


 激しい爆音だけが耳に残り、そして次に気づいた時には白い天井があるだけであった。





 暑さ本場の夏が近づく前だというのに、この地はとても暑かった。まだ梅雨ですらないというのにこの暑さはなんとかならないものだろうか?


 タケはそんな事を考えながらもバスから降りると目の前にある建物を見た。新天地となる場所はどんな所なのだろうか? クラスメートとは仲良くできるだろうか? 
そしてうまく生き残る事ができるだろうか? そんな不安を胸に建物の中に入っていった。

 



「はぁ、今日も暑いなぁ」


 彼女はそんな風に外を見た後、デスクの机に置いてある「戦死公報」を見ると溜息をついた。日々贈られてくる戦死報告をまとめ、そして家族への連絡……まぁ、その他モロモロを担当する部署が彼女の勤務先であった。

 念願の事務職であった。前線にでるわけでもなく、もちろん死亡するようなハメになるような配置場所ではない。しかし、日々報告をまとめ、いつ誰がどこで死んだのかという事を知るという事はたとえ
知らない他人だとしても、人事だとわかっていても辛い。そして戦況が悪くなれば自分もいつ死ぬような事になるのかもわからないのである。


「あの、すいませーん」


 彼女が軍に入ったのは世間体、家族の為、生活の為、と色々理由があった。しかし、結局の所は軍を甘く見ていたという事、自分の事務能力が優れているという自覚、そして……。


「あ、はい」

 しばらく思考の渦にのまれていた彼女はそこで声に気づいた。隣の受付に人が来ているのであった。たまたま昼休みの時間だからか、隣には誰も……



 サオリ~、ちょっと資料室いってくるから受付に誰か来たら対処ヨ・ロ・シ・ク♪



 そういえば、アケミが資料室に行ってくるといってたのを思い出し、彼女、サオリは隣の受付の方へと向かった。

「はい……なんでしょうか?」


 受付に立っていたのは学ランに身をつつんだ学生であった。手には書類……すなわち配属命令書を持っていた。



2008-09-19 21:09  nice!(0)  コメント(0) 

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